青汁というもの

健康志向が高まる中、最近では病的な健康志向のかたも増えてきています。嫌煙権や無農薬食物、添加物や飲料水に至るまでこだわるかたもいらっしゃいます。これらを気にかける程度ならよいのですが、病的に嫌悪するのは問題です。世界保健機関では「健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」と記されています。身体にこだわり過ぎて、精神を疲弊させた状態は健康ではないのです。

栄養学の世界では、1日に摂取する栄養素というのは、年齢や性別、体重や運動条件により違います。ですが現代人は基本的に野菜の摂取不足だといわれています。不足している栄養素を補うのが、サプリメントになります。口から栄養素を摂取できない状態のときや、急を要する場合は、ビタミンを点滴や注射にて、直接血液の中に取り入れます。これは胃や腸などの消化器官から取り入れ、血液で全身を巡らせる栄養素を、それらの臓器を省くことに他なりません。つまり栄養的には十分であっても、身体の機能を使っていませんので満足感は得られません。

ではサプリメントはというと、確かに内臓から取り入れるのですが、形状が薬状なだけに満足感は得られません。青汁はサプリメントのように栄養素だけを抽出しているわけではありません。現代人では摂取困難な野菜を補うものであり、サプリメントと食物の中間に位置するものだと、認識してくださると幸いです。